私とサーフィン

船橋支部
秋葉琢也

 

私の出身は旧山武郡成東町(現在は山武市)です。大学生の夏休みに、地元の本須賀海岸や白里海岸で海水浴場の監視員(今でいうライフガード) のバイトをしていた際「サーファーってなんかモテそう」なんて軽いノリでサーフィンをはじめま した。
高校まで野球に打ち込んできたのでサーフィンもなんとかなるでしょう、なんて思ってはじめたものの、サーフボードの上に立つどころか、パドリングもテケテケな感じで情けない限りでした。それでも「東京から来た金髪サーファーには負けたくねガッペェ~ヤァ!」という思いで練習しているうちに、ますますサーフィンにハマってしまいました。大学卒業後、就職、結婚、転勤、子育て、転職からのながーい税理士試験勉強、独立といろいろありましたが、奥様の顔色をうかがいつつ、1年を通して毎週海に通わせていただき、気が付けば30年を超えてしまいました。
波の状況は常に変化するので、いい波を求めていろんなポイントに行きます。昔は天気図や風向き、うねりの向きなどを予想して探したものですが、最近は、誰でも波情報サイトでコンディションをチェックできるので、波のいいポイントはすぐ大混雑してしまいます。
それでも、弱いオフショアの中、沖からの一番大きなうねりを追いかけ、テイクオフ、ボトムターンから波のパワーゾーンをキープして、いい感じのマニューバーが描けた時は本当に幸せで、まさに「自然に感謝!」です。
近年、海岸の浸食問題は深刻で、私が子供のころの九十九里浜と比べると砂浜が随分狭くなってしまったと感じます。また、日本の海はハワイやオーストラリアなどと比べてもまだまだ汚いです。
海岸のゴミ拾い活動等を通じて、次世代にきれいな海と裸足で走り回れる海岸を残していきたいものです。
Keep surfing. Keep the beach clean.